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第七話 時をかけるカメ

「まぁ、簡潔に言えばショーケース中に何を入れるかは、さまざまなきっかけや方法がある。そこで私が考えたのがレベリングという手法なんだ。」マスターはいつもより少し語気が強まり、身振りを交えながら話し続ける。手元のカップをしっかり握りしめ、眉をわ...
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第六話 ガラスの正体

「そのショーケースにどの宝石を入れるかは誰が決めるんだろう。店主の一存なのかな。」その質問はマスターのいう「そのガラスの鎧を身に纏わせられるかはその時代、文化や場所、状況や時には政治や宗教によって社会全体で決められるものなんだ。」との答えに...
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第五話 ガラスの鎧

「でもマスター、もっと具体的な疑問なんだけれども、人を殺したら殺人罪だけどペットを殺したら別の軽い罪になるって聞いたことがある。マスターの考え方だと両方同じ罪にしないといけないんじゃないかな。」君の問いに答えるために、少し別の話をしようとマ...
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補話1 動く小石

マスターの話を聞きたいと言い出したものの、元教授の講義がいささか難しく、僕は自分なりにマスターの考えをまとめてみる。『およそ生命という存在は平等で等価値』【客観的生命等価値論】 であると同時に『もっぱら個人の主観的価値判断』によって最終的な...
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第四話 どんぐりの背比べ

「客観的生命等価値論。」僕は思わず復唱した。僕の命、マスターの命、カフカの命はすべて確かに大事だ。でも、トロッコ問題のようにマスターかカフカ、どちらかしかを助けられないとすると僕はマスターを迷いなく選んでいたと思う。でも、マスターの立場で考...